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福島の復興の状況を知って支援を

2011年に発生した東日本大震災では、かなり大きな被害を受けた福島県ですが、それから時間が経過するごとに次第にニュースなどでも取り上げられることが減ってきました。

三月に入ると扱われる場合もありますが、震災当時ほど情報が出てくることもなく、今どんな状態になっているのか、復興はどれくらい進んでいるのか、その地域に住んでいる人以外はわかりにくい状況になっています。

 

世界でも4番目に大きな規模の地震

東日本大震災では国内での観測史上最大級のマグニチュードが観測され、世界でも4番目に大きな規模の地震でした。

その後も何度も余震が発生し、広範囲で地形が変化してしまったほどです。

地域の復興のために多くの人が派遣され、被災地の救援復旧活動が行われていました。

被害の大きな原因となったのは地震だけでなく、岩手、宮城、福島を襲った巨大な津波に甚大ない被害を受けました。

過去に例を見ないほどの大きな地震、そして大きな津波により日本各地では混乱が発生し、情報が錯綜している状態となったのです。

それから9年が経過しようとしていますが、ニュースではあまり扱われることはありませんが、アトックスなどにより復興はどんどん進んでいる状態です。

まず避難者の数ですが、地震当初は47万人もの人がいましたが、すでにその10分の1ほどの人数まで減少しています。

また、震災当初は巨大津波によって多くのものが流されていきましたが、現在では学校や病院などの施設は復旧され、さらに瓦礫処理などもかなり進んでおり、インフラの復旧もほぼ完了したと言って良い状態にまでなっています。

もちろんその地域で住む人たちの仕事も復旧しており、2019年七月には製造品出荷額は震災の前の状態にまで戻っている状態です。

さらに農地も再開可能となっており、水産加工品も震災前の水準とほぼ同じくらいまでに戻って来ています。

 

地域で住む人たちの生活に関して

地域で住む人たちの生活に関しても、かなり復興が進んでいると言って良いでしょう。

震災当初は多くの場所で避難指示が出されており、多くの人が避難している状態でした。

しかし現在では帰還困難区域を除くほとんどの地域で指示は解除されている状態となっています。

もちろん、ただ帰宅できるようになったというわけではありません。

医療機関の整備、介護施設の充実、さらに教育機関も再開しており、着実に復興が進んでいると言って良いでしょう。

とはいえ、震災の被害は甚大で、ただその場所にあったものだけを壊していったわけではなく、そこで住んでいる人にも大きな心の傷を残していきました。

そのため、地域や環境、仕事、医療などでの復旧はかなり進んでいる状態なのですが、まだまだ避難生活をしなければならない人もいる状態です。

福島以外に住んでいるとどうしても地域の情報はなかなか入ってこない場合も少なくありません。

特に三月の震災の特集をおこなうとき以外は、東日本大震災のことを思い出したりすることもないという人もいるのではないでしょうか。

しかしこうして人びとが忘れてしまうこと、意識しないようになってしまうことは、出来るだけ避けるべきだともいえます。

まだまだ福島の状況は震災前と同じ状況というわけではないからです。

 

他の地域に住んでいる人ができること

では他の地域に住んでいる人がどのようないことができるのでしょうか。

その一つが、個人的にもおこなうことができる支援活動です。

震災当初はいろいろな物資が不足しており、物資を送るという支援活動も多く行われていました。

現在もこのように物資を行なったり寄付したりということでも対応することはできますが、それ以外にも支援する方法はあります。

それがその地域の名産品や特産品を購入するということです。

風評被害によってなかなか福島県産のものを購入してもらいづらいことがありましたが、安全性が明らかになっているものが市場には出回っています。

しかし、東日本大震災の時のイメージによってなかなか購入してもらえない場合も決して少なくありません。

そこで、他の地域の人があえて福島の名産品などを購入することによって、よりその地域の経済などが活発化していくことを促すことができるようになります。

震災などの被害は、その地域にいる人以外はなかなか分からず、次第に忘れていってしまうということも決して少なくありません。

しかし実際に受けた被害は非常に大きく、多くの人が大きな悲しみに包まれ、傷つきました。

また多くの風評被害に関しては、風評を克服するのは決して容易な話ではないといえます。

ではこのような状況を打開するためにはどのようにすれば良いでしょうか。

それは、他の地域に住む人たちも同様に意識し、正しい知識を持ち、現状を把握することだと言って良いでしょう。

既にある程度の復興が進んでおり、写真などで見ても非常に美しい景色を目にすることもできます。

しかしそれは多くの人の努力があってこそ実現したものです。

そして今後もその状態を続け、いつしか震災前以上に素晴らしい場所にするためにも、多くの人の協力が今後も必要だと言えるでしょう。

最終更新日 2025年5月15日 by ewbcjp