◇医学部予備校に通うタイミングとは
大学受験の中で後、難しい学部の1つに医学部があります。医学部が難しいのは、全国共通の事ですがたいていは偏差値60以上を超えておりレベルの高いところは70以上ないと入れない可能性も高いです。
このように考えると、自分の勉強だけで合格できる人はあまりいません。それに加えて、医学部の場合には小論文があるところも少なくありませんので、それを踏まえると予備校に通うことが重要になるでしょう。小論文は特に、独学で学ぶのが難しい傾向がありますので、早めに対策を考えておく必要があるわけです。
実際に通う場合にはいつから通ったらいいか問題になりますが、すでに志した時から通うのが良いかもしれません。昔は高校1年生から勉強することができましたが最近は中学生の段階でも通っている人がいないわけではありません。
もっとも、この場合には高校受験がメインになりますので直接医学の勉強に直結しているわけではないです。ただ、人間は高い意識を持っているとそちらに向いて目標が現実する可能性が高くなりますので早めに行動しておいた方が良いのは言うまでもありません。
高校1年生から通う場合には、学校の授業が終わった後に通うことになるわけですが、1週間に2回から3回通えば十分です。2年生も同じ位の頻度で通が問題ありませんが、高校3年生ぐらいになると部活が終わりますので夏休み以降本格的に集中して行わないといけないです。
すると、週4回の授業になることやとにかく自主勉強するために毎日のように自習室を借りる方法も考えられます。
◇たくさんある講座のどれを選ぶべきなのか
後は、どのような講座を選ぶか重要になりますが、基本的に言われるがままに全てを取る必要はありません。予備校も商売ですので、全てをとらなければ合格しないようなことを説明してきます。
人間の心理として、これをすれば良い結果が出るとされることと逆にこれをしないと悪い結果が出る言う事は、人間の心理を大きく動かすわけです。結果的にその講座を受講してしまう可能性があります。もちろん、受講して合格すれば良いですが少なくとも自分にとって本当に必要かどうかを判断しなければならないところです。
必要あれば、すべての科目をとっても良いですが、苦手な科目を受講する方法と得意科目を受講する方法の二通りに分かれます。
多くの人は、苦手科目を受講することになりますが、苦手科目を抑え目にして得意科目に力を入れるのも1つの方法と言えなくはありません。
得意科目はこれ以上得点が伸びないしあまり時間をかけてもしょうがないと言う人もいます。しかしながら、得意科目の方が呼びやすいのは間違いのないところです。
ただ、100点近くとってしまっている場合には苦手科目にシフトした方が良いかもしれません。では、どれぐらい苦手科目に費やすかと言えば、少なくとも平均点を取れる位の実力があれば問題ありません。もし得意なところが強ければ、平均以下でも構わないでしょう。
このように、自分の中で戦略を立てていきどこを強めてどこを弱めるのかをじっくりと考察する必要があります。なぜそこまで時間にこだわるかと言えば、当たり前ですが受験には期限があるからです。
◇全寮制の医学部予備校のメリットとデメリット
何年も浪人し続けることが許されるならばそこまで気にする必要はありませんが、ほとんどの人は次の受験で合格しようと考えているはずです。それにもかかわらず、時間の使い方が下手ならばいくら能力が高くても結果を出す事は難しいといえます。
そうはいっても、100%受験で合格する方法は存在しません。そこで、もし浪人をしてしまった場合には浪人生なりの生活を考える必要があります。富士学院などの医学部専門の予備校の中には、全寮制のところもあり全員が寮生活になります。
寮生活になると、部屋の中でテレビなどを見ることができず情報が入ってこなくなります。今までテレビを見続けていた人は、この生活に不満を感じるかもしれませんが、基本的にテレビをつけて受験勉強の役に立つ事はまずありません。最近はスマートフォンでテレビを見ることができますので、いざとなればそれほど不便はないでしょう。
全寮制のところに入るならば、友達を作り自分の目標と同じレベルの人を探す必要があります。同じレベルの人ならば、切磋琢磨して目標に向かって進むことができるでしょう。
逆に、あまりにもレベルが違いすぎると会話が合わなくなってしまいうまくいかない可能性があります。何か質問する場合でも自分の方がモチベーションが高く相手の方がモチベーションが低ければ相手に引きずられてしまう可能性もありますので要注意です。
夏休みぐらいになると、講習会が始まりますがこの時大きくモチベーションが下がってしまう可能性も否定できません。やはり、長丁場になりますので世間は楽しんでいるのになぜ自分だけは狭い世界にいなければならないのだろうと敏感に考えてしまう人もいます。
このような場合には、予備校側のアドバイザー等を利用して自分の気持ちを吐露することが重要です。精神面の安定も合格に左右しますので使えるものは積極的に使うようにしましょう。
最終更新日 2025年5月15日 by ewbcjp