世界中の多くの人が楽しんでいるコンピューターゲームを作っているのはゲーム会社です。
ゲームの熱狂的なユーザーだけでなく、ライトユーザーも知っている知名度が高いゲーム会社はゲームのハードやソフトを作り、発売することを業務としています。
しかし、そういった会社に加え、表に出ることはなくても重要な業務を行っているゲーム会社も存在しているのです。
ゲーム会社として真っ先に挙げられるのは、ゲームソフトを開発するゲームメーカーです。
ゲームメーカーは様々なゲームソフトを開発し、そのソフトを流通させるまでが業務です。
しかし、ゲームメーカーのなかには自社の流通網を持たず、販売を行えない中小企業も存在します。
そういったゲームメーカーは、流通網を持つゲームメーカーに販売を委託して自社のゲームソフトを発売するのです。
ゲームの開発のみを行う会社をデベロッパー、流通販売を行う会社をパブリッシャーと呼びます。
家庭用ゲームは、ゲームソフトとそのソフトを動かすゲーム機本体の組み合わせが必要です。
ゲームハードを作っているゲーム会社をハードメーカーと呼びます。
ハードメーカーの業務はゲーム機本体の設計開発と生産、そして販売までの全てのプロセスを行います。
近年では設計開発は自社で行い、生産はファウンドリと呼ばれる工場での生産のみを業務として行う専門の会社に委託することが多くなっています。
また、自社のゲーム機の販売を促進するため社内に開発部があり、ゲームソフトの開発も行います。
さらに、ハードメーカーは自社のゲーム機で動くゲームソフトを開発してもらうため、ゲームメーカーにゲーム機の仕様を公開してソフト作りを促します。
その際、ゲームソフトの開発に必要となるミドルウェアと呼ばれるソフトを開発することもハードメーカーの大きな役割です。
ミドルウェアを用いることで、ゲームメーカーはそのゲーム機でより良いパフォーマンスを発揮するゲームソフトを作ることが出来るのです。
最終更新日 2025年5月15日 by ewbcjp