I Am

What I feel happy is a perfect product

羽子板は正月だけのものではない

お正月の遊び羽子板

日本には様々な伝統的な遊びがありますが、そのうちの一つが羽子板です。
現代ではあまりやらなくなったものですが昔はそこらじゅうの近所でやっていました。
特に正月になると盛んにおこなわれている遊びの一つになります。

現代はなぜ行われなくなったかといえば、遊び方が少しずつ変わってきたからです。
もちろん今でも外で遊ぶ子供も多いですが、その一方で外で遊ばずに室内でテレビゲームなどをして遊ぶ子供が増えたからと言えるでしょう。
このように、時代によって遊び方は異なりますが、伝統的な遊びとして現代でも残されていることには間違いないです。

では、これはそもそもどのような意味があるのかを知っておく必要があります。
ただ単に、バトミントンのようなものであり実はそうでないことが知られています。

どのようなものかといえば、もともとは無病息災を願って行われているものです。
特に女の子に対して無料息災を願うためにおこなわれているのがはねつきになるわけです。

実は、この遊びは昔からやって平安時代よりも前からあったとされています。
平安時代より前からあったとしても、現代のような形をしていませんでした。
昔はもう少し柄の部分が斜めについており塗装屋が持っている壁を塗る道具に似た形をしていました。

いつの日か、そのような形ではなく、大ホールの形になっていますが少なくとも江戸時代には現代風の形になります。
実際に、昔のものを見てみても江戸時代のものは現代と大して違いがありません。

羽子板は芸術品として扱われている一面がある

最近は、芸術品として扱われている一面があることを忘れてはいけないでしょう。
どのようなものがあるかといえば、板に様々な模様などがつけられています。

江戸時代のころは、歌舞伎役者などがえがかれた模様なのが付いておりそれなりに価値がありました。
これを飾ることで、子供の無病息災になるとされており壁などに飾れていたわけです。

ただ、最近は少しずつ金額が高いものになっており人形店などに行くと\30000から\40000ぐらいで販売されているのが普通になります。
模様も立体的なものが多く、一見見た目は非常に高級なイメージがあるでしょう。

子供が生まれてから、しばらくすると祖父母などが羽子板を買ってくれてこれを飾りものとしている家も少なくありません。
このように、最近では飾り物そして贈り物として親しまれていますので昔とは少し役割が違ってきているのが現実です。

では、そもそもなぜ羽子板を利用する場合にはあのような遊び方なのか理解しておきましょう。
実は遊びと思われていた羽子板ですが、遊びではなかったとしている人はあまりないはずです。

そもそもなぜ趣味などを用いて目にしるしをつけたりにするのかですがこれは単なる遊びではなく無病息災を示した行事になります。

羽根自体が人間と考えられている

羽がありますが、これを用いてバトミントンのように行ったり来たりをするわけです。
実は、この羽根自体が人間と考えられておりこれを地面に落さないように丁寧にお互いキャッチボールのようなことをしていくわけです。

これにより、子供の健康を願うことができます。
ただし、場合によっては地面に落してしまうこともあるはずです。

地面に落した場合は縁起が悪いとされていますが、書かれて地面に落した人の顔に墨を塗ることで縁起の悪さを飛ばしているといえます。
このような意味から、単なる遊びではなく一つの子供の健康を願う行事といっても過言ではありません。

なぜこのような行事ができあがったかといえば、当時の社会背景を見れば少し理解できるはずでしょう。
たとえば江戸時代より前の時代は、出生率は高かったわけですがそれでも病気で亡くなってしまう子供も少なくありませんでした。

現代のように、1000人に一人生まれてすぐなくなるわけではなくひどいときには半分ぐらいの子供が5歳までになくなるといった時代もあったわけです。
例えば疫病などがはやってしまうと、まず子供の命が狙われます。

大人よりも免疫が少ないですのですぐに風邪をひいてしまうのは現代の子供などを見ても理解できるでしょう。
当時は今より医学が発達していませんでしたので、これをなおそうにもなかなか直すことができませんでした。
結果的に命にかかわることになり大事なと鳥などをなくしてしまって家族で楽しむことになります。

ですが、いつまでも何もせずに子供の命を粗末にするわけにはいきません。
そこで、医学的には難しいとしても売りを息災を願うことぐらいならば素人にもできますので様々な現代に伝わる出来事の多くがこのような意味を持ち合わせています。

勉強するときには、もともとどのような時代背景だったかをよく理解する人あるでしょう。
基本的に、何らかの形で歴史を学ぶ場合には、その時代背景を見なければなかなか本当のところは理解できません。
時代背景を知ることで、少しずつ理解できるようになり歴史の学びが深まるとともに楽しむこともできます。

出典元:羽子板の歴史

最終更新日 2025年5月15日 by ewbcjp