1.アフリカの貧困問題の解決への道
あまりも地理的に遠い国の話となると、良くわからない人が多いのかもしれません。
近隣の国であればある程度の情報も入るのでわかっていたり、興味を示したりしますが、かなり遠いところにある国の話となるとあまり興味すら持たない人も多いでしょう。
これは、日本に限った話ではありません。
どこの国であっても同じことが言えると言っても良いでしょう。
なんとなく漠然とアフリカは貧困で苦しんでいるということはわかっている人は多いはずです。
ただ、あまり具体的な話となると良くわからないとは思いませんか。
あまり報道されませんから仕方がないかもしれません。
興味がないとなると、何も手を差し伸べないのと同じと言っても良いのかもしれません。
なぜ、長年アフリカ諸国は貧困状態が続いているのかを知っていますか。
内戦が終わらなかったり、テロが発生したりしているからです。
これらはかなり複雑な問題なので、簡単に解決できるようなことではありません。
ただ、解決するために手助けをすることはできるでしょう。
救援物資を届ければ良いのかと言えば、必要な物ではありますが、これだけでは何も解決しないはずです。
根本的な問題を解決しなければ、いつまでも内戦もテロも収まりませんし、ずっと救援物資を送り続ける必要があります。
これらは簡単になくなるものではありませんが、なくすためにどのようなことをすればいいのかは考える必要があります。
2.日本人が興味を持ち関心を寄せることが重要
一般人であっても内戦やテロがあることを認識することも重要です。
日本人でさえも関心があるとなれば、日本政府もより一層外交努力をするでしょう。
政府だけではなく、外務省の力も重要ですし、これらの力を動かすためには日本人が興味関心を持つことです。
日本は世界的にも影響力の大きな国ですし、そう言う国がこの問題に関心を寄せることで他の国も協力するようになるでしょう。
関心を寄せてはいたけれど、根本的な解決への努力を怠っていた人々や国々を動かすことが重要です。
内戦やテロが続いている原因は欧米諸国が植民地支配した際に、適当な国境線を引いたことが関係しています。
今から国境線を植民地時代よりも前に戻せるかと言えば、それも難しいためにとても複雑な問題です。
欧米諸国に問題があるのだから、欧米に責任を取ってもらうべきだと考える人もいるかもしれませんが、ここまで複雑な問題になってしまうとそう言うわけにもいきません。
貧しい人たちは、お金のために戦闘員になることもあります。
教育が不十分なために、戦闘員になるしかお金を稼ぐ方法がないからです。
教育を充実させる必要がありますから、教育支援を行うことも必要かもしれません。
救援物資を送ることも良いですがあまり手厚く救援してしまうと、それに依存してしまうので自立を促すような方法に切り替えていかないといけないでしょう。
3.十分な教育と自分たちで稼げるようになれば解決の可能性もある
すでに、助けてもらうことに慣れているのかもしれません。
そのままでは、いつまで経ってもアフリカの貧困は解決しません。
今すぐに裕福な地域にすることは難しいですが、教育支援を手厚くしていくなどできることを続けていけば、時間はかかるでしょうけれどもこの問題が解決する可能性はあるでしょう。
国境線を変えることが難しいために、民族間の内戦やテロがなくなるとは言えませんが、改善する可能性は十分にあります。
このような問題は貧しいから起こるとも言われていますので、教育が行き届くようになり、自分たちで十分に稼げるようになればアフリカの貧困はなくなるはずです。
同じ構造は他の地域にも言えることですから、目先の支援も必要ですが長い目で見てどのようなことをすべきかを考える必要があります。
今は食べることすら大変ですし、衛生状態も悪いので病気を患う人が多いです。
ある程度の必要な食糧と医療を支援することは必要です。
飽食の日本とは全く違っており、食べることさえ難しい状態なので食糧支援をしないと多くの命が失われてしまいます。
さまざまな国から支援されていますし、ボランティアも数多く入っています。
民間の力でもできることは意外とたくさんあるのかもしれません。
個人的に何かできないかと思うかもしれませんが、日本ユニセフや日本赤十字などの支援団体もたくさんあるので支援団体を通じて協力した方が確実です。
いきなり現地に行って何かをしようと言っても何もできなかったり、身の危険を感じることもあるでしょうからこのような団体の力を借りてください。
一人でも多くの人がこの問題に興味を持つことはとても大事です。
遠い場所の出来事とは言え、多くの日本人が何らかの形でアフリカの貧困問題のために活動しています。
複雑な背景があるとは言え、あきらめないで協力し続けることでこの問題が前進するかもしれないので、まずは興味を持ちましょう。
最終更新日 2025年5月15日 by ewbcjp